こんにちは
今回はKodak(コダック)のフィルムの値上げについてまとめてみました。
フィルムカメラで写真をとるために、当たり前ですがフィルムが必要です。
最近フィルムカメラ・ブームもありフィルムカメラの価格がどんどん上がっています。
しかし、せっかく買ったフィルムカメラもフィルムがなければ、ただの鉄のかたまりになってしまいます。
それは、ガソリンがなくなった車やバッテリーのないスマホと同じです。
そんなフィルムカメラにとって、命ともいえるフィルムの値上げについて書いていきたいと思います。
ちなみに、富士フィルムの最近の値上げや販売終了については下の記事でまとめました。
参考までに。
直近の値上げについて
2020年
2022年からの値上げを話す前に、2年前の2020年元旦に実施された値上げについて紹介したいと思います。
2020年実施の値上げは、Kosmo Fotoが2019年11月に発表しました。
(Kodakの値上げは卸価格の値上げのため、取引先のKosmo Fotoが発表している模様。推測ですが。)
英語の記事なので、内容をざっくりまとめてみました。
- Kodak Alaris は2020年1月1日に値上げを実施すると発表した。
- 値上げ額は不明。
- Kodak Alarisは「今回の値上げはフィルムの需要増加の影響もあり、これはフィルム生産への投資を始めるということだ」と話した。
- 2019年はKodak Alarisにとって、いつもとは違う年だった。
なぜならフィルム・ブームにより、Kodakのフィルムが足りていなかったからだ(特にヨーロッパ)。 - 投資の効果は、2020年の後半か、2021年には出てくるとのこと。
まず、「Kodak Alaris」はKodakのフィルムを製造・販売している会社です。
今回、なぜこの値上げを取り上げたかというと、以下の一文があったからです。
「フィルムの需要増加の影響もあり、これはフィルム生産への投資を始めるということだ」
需要増加によるフィルム生産への投資。
おおお。
ここ最近にはない前向きな理由による値上げでした。
富士フィルムの値上げの際には、無力に感じた最近のフィルムカメラ・ブームが、Kodakを動かしていました。
値段が高くなるのは嫌だけれども、なんとなく応援したくなる値上げだったのです。
2021年
しかし、その1年後に再度値上げが発表されました。
ヨドバシカメラなど多くのお店で、値上げの告知がされていました。
ネットで調べると、値上げのは販売店ごとによって変わるそうです。
値上げの理由は、2020年と同じような理由でした。
あるあるの材料費と輸送コストの増加に加えて、生産ラインへの投資。
ただこう何度も値上げが来ると、なんとなく投資はしても値上げは続くのかと思ってしまいます。
2022年、Kodakの値上げ再び。
フィルムの値上げは残念ですが、納得のいく値上げが行われてから2年後。
再び、値上げが発表されました。
こちらも同じKosmo Fotoによる英語に記事です。
いかにまとめてみました。
- Kodak Alarisは、2022年1月よりほとんど全てのフィルムの値上げを発表した。
- 値上げ額としては、20%アップとのことだった。
- 値上げの理由は、2020年と2021年の値上げに続くものだ。
- コロナによるサプライチェーンの混乱やインフレの影響・製造コストの増加もあるだろうとKosmo Fotoは認識している。
20%の値上げ。
毎年の値上げでなかなか厳しいですね。
また、今回も2020年、2021年と同様の理由での値上げ。
フィルム人気による品不足は本当だと思いますが、それは値段とは関係なさそうですね。
(当然といえば、当然ですが。)
まとめ
今回は、Kodakのフィルム値上げについてご紹介してきました。
富士フィルムと違い販売終了はないのですが、ほぼ全てのフィルムを同時に3年連続値上げ。
きつすぎる。
でも、フィルムで写真を撮るには、我慢するしかないです。
逆にフィルムの利用者が減るほど、写真としてはレアになるかもと思ったりもします。
フィルムは常に今が一番やすいですね。
フィルムを安く買う方法を下の記事で紹介しています。
ではでは。